ゆるゆるベジタリアンシェフ & 乳製品・卵を使わないビーガンのペイストリーシェフやってます。体に良いのに美味しい!がレシピづくりのモットーです♪


by ASTY_55

カテゴリ:Book( 3 )

THE FOOD REVOLUTION

d0095837_1012145.jpgこの本、こちらに来て英語の勉強の為に選んだ2冊目の本。たまたま選んだ本だったけれど、その内容は衝撃の内容でした。ブログに書こうと思いつつもすごく時間がかかってしまいました。

THE FOOD REVOLUTIONの著書JOHN ROBBINSは、あの有名なアイスクリームチェーン店Baskin Robbinsを経営する一族の元に産まれ、幼少の頃は、毎日、時には朝ごはん代わりにアイスクリームを食べていたそうです。当然のように、家族や親族の中には肥満や心臓病や糖尿病、高血圧に苦しんでいる人が多いそうです。彼は一人息子で、お父様は一緒に働くことを望んだそうですが、彼はこれを拒み、別の道へ。彼が書いたこの本と「Diet for a New America」は大ベストセラーになっています。

この本に主に書かれているのは、私達が普段口にしている家畜や養殖の魚がどの様に作られているかということ。
例えば、子牛。生まれてすぐ母親から離され、振り向くことも一歩も動くことが出来ない柵の中で育ったために自力で動くことが出来ない筋肉が発達しないまま、柔らかい子牛として売られている。 
ほとんどの家畜がこのような状況で育てられていて、一歩も動くことが出来ない柵の中、太陽の光を見ることもなく、首にチェーンをされたまま、その命を終える。例えば豚は、ストレスの為、周りやその豚自身を攻撃出来ないように歯を抜き、尻尾を切ってしまう。
解体するときも、電気を当てて殺すのですが、きちんと死ぬまで電気を当てるとお金がかかるので、まだ意識のある状態で苦しみながら解体される。というようなことが書かれています。

私自身は、この家畜の状況を写真付きで読んだため、その衝撃はかなり大きかったです。

養殖の魚についても書かれていて、一般的に一匹の魚に与えられる面積はお風呂のバスタブの半分の面積。当然、他の魚達とぶつかり攻撃し合いが起こるのでストレスや怪我、病気が発生しやすい。それを防ぐためにたくさんの抗生物質が与えられているようです。サーモンにいたっては、野生のサーモンのようにピンク色にならないので、人口着色料をえさに与えている。この抗生物質は家畜にもたくさん与えていて、人間も薬として抗生物質を飲むよりも、家畜から摂取する割合の方がかなり高いようです。

また、安く養殖の魚を作るために、養殖場は発展途上国に移されており、そこでの自然環境破壊はすさまじい勢いで進んでいるようです。

自然環境の破壊が進めば、地球温暖化として、私達にも返ってくることでもあるなと思います。

この本を紹介することで言いたいのは、決してお肉を食べるのが悪いことというのではなく、家畜や養殖の魚がどの様に作られているのか知って欲しいということ。

オーガニックといっても色んなものがあるので一概に信用出来ませんが、上記のように育てるよりは、値段が高くなるのは当然です。高いから買わないのではなく、オーガニックで育ったお肉はこれだけの値段なので食べれる範囲で食事に取り入れるという風になればいいなと思っています。家族がいればそれも中々難しいことだとは思うけれど、知らないよりは知っているほうがいいかなと思うので、紹介してみました。
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by asty_55 | 2007-04-23 10:26 | Book

ベジタリアンの医学

d0095837_1533770.jpgNYに来る前にとある書評で見つけて購入した本です。日本ではマクロビオティックに関する本が主流で、その他の玄米菜食に関する本はレシピ本が多く、ベジタブル料理を作りたいけど、栄養的にはどうなんだろう?体に与える影響は?という疑問に答えてくれる本を見つけることが出来なかった。そのため、ベジタリアンの為の情報がたくさんあるNYに行く事を決めたのですが、その出発2週間ほど前にこの本を見つけ、NYに行かなくても良かったのかも・・・とまで思った本です。幅広い人たちにベジタリアン食を楽しんでもらうには、シンプルで理論的な説明が必要なのでは?と思っていた私にとって、まさに求めていた本でした。

本の内容は次の通り。
第一章 ベジタリアンとは
第二章 ベジタリアンのための食生活指針
第三章 生活習慣病を予防し改善するベジタリアン食
第四章 栄養素とベジタリアン食
第五章 ベジタリアンの社会史
第六章 日本でベジタリアン食を選ぶために

「欧米ではポピュラーなベジタリアンというライフスタイル。しかし、日本ではまだまだ根強い誤解があるようです。「ベジタリアンは、野菜しか食べないのでしょう?」「野菜だけでは栄養が偏るのでは?」答えはいずれも、「NO」。少しの工夫で週末からでもはじめられる健康な食生活です。ベジタリアンとその食事を正しく理解するために、予防医学の観点から詳細に解説した必読書。」
と本の解説がされています。ベジタリアンの為の栄養素や、何をどれ位食べればいいかを説明した‘ベジタリアン・フードガイドピラミッド’についても書かれており、お肉の代わりにこれを食べれば栄養的には大丈夫なのねと納得出来ます。シンプルな本ですが、一生懸命勉強しないと習得出来ないような食事法を実践するのはなかなか難しいなと思うので、これで十分だなというのが私の感想。

こちらに来て思うことは、日本にいるよりベジタリアンにあたる確立はやはり多い。ベジタリアンでない人も、母がベジタリアン、友達がベジタリアン、兄嫁がベジタリアン、ルームメイトがベジタリアン、等。また、私がベジタリアン食を勉強しているというと、「ヨガをやっていてベジタリアン料理に感心があるけど、何を作っていいか分からない、簡単なのを教えて!」(アメリカ人女性)とか「コレステロールの問題があるの。料理を作るのは夫だけど、簡単なレシピ教えて!」(アメリカ人女性)とか「マクロビオティックを実践してたけど色々と考えるのが面倒になって止めてしまった。僕のベジタリアンの友人はガンでなくなったよ。でも食生活に気をつけるのはいいことだよね」(アメリカ人男性) などなど。 私が常々思っている通り、やはり簡単で分かりやすくベジタリアン食を楽しみたい人は沢山いるんだなってこと。こう言われたときにささっとレシピ集をメール出来るくらい簡単美味しいレシピを増やしていきたいなと思います。

なぜここまで、私がベジタリアン料理にこだわるのか。理由は簡単、すごくお薦めなのです。上記に書いたようにベジタリアンだからといって、ガンに100%ならない訳ではないけれど、生活習慣病から引き起こされる病気を予防する確立が高いという研究結果も出ています。病気だけじゃなく、ナチュラルな食材で作ったベジタリアン料理を食べるいると心にも体にもいいというのは、私自身の体験で実証済み。また、2年半前にベジタリアンになってから色んな本を読みましたが、家畜や養殖漁業による環境破壊は私達の国だけじゃなく、発展途上国にまで及んでいるようです。これについては、紹介したい本もあるので、またの機会に。100%ベジタリアンであることは、ベジタリアンがポピュラーなアメリカでも難しいことだけど、70%お肉・お魚、30%野菜・穀物・豆類ではなく、その反対な人たちがもっと増えたらいいなと思っています。
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by asty_55 | 2007-02-16 15:06 | Book

RAW FOOD real world

d0095837_951791.jpg日本の本屋では、玄米菜食主義関連の本といえばマクロバイオティックが主流だったけど(少なくとも私が日本にいた半年前はそうでした。)、New Yorkはそうでもない。例えばベジタリアン料理を教えるNatural Gourmet Cookery Schoolで売っている本は、ベジタリアンクッキングや健康食について書かれた本が主流だし、Whole Foodsという大型オーガニックスーパーマーケットで売られている本も自然食やベジタリアン料理などが主流でマクロバイオティックの本は見かけない。どちらかと言えば、Raw Foodの本がメインで置かれているなと思う。Raw Foodとは、言葉通り生の食べ物。「野菜やフルーツには酵素が含まれていて、この酵素は食べた物の消化を助ける働きがある。118華氏(約47℃)以上で調理するとその酵素が死んでしまう。酵素だけでなく、ビタミン・ミネラルも高い温度で調理することで破壊されてしまうため、その酵素やビタミン、ミネラルが破壊された食べ物をいくら食べても、体はそれらの栄養を求めてもっと食べたいという欲求にかられ、食べても食べても満足感が得られない。例えば、調理しない食べ物しか食べない野生動物がガンや糖尿病で死んだことがあるだろうか?」ということがこのRAW FOODの本に書かれている。この本に載っているレシピも生のフルーツや野菜か、118華氏以下で調理されたものばかり。実際に研究で、その食事の成果は証明されているようで、私自身もここ生のフルーツを食べるのを避けていたのを止めて、朝食をフルーツに変えてからの方が以前より調子がいい。ただこの理論はちょっと強引だなと思う。大体私達は野生動物と環境も違うし、レストランのレシピも入っていると思うので当然だけどこの料理本に書かれているような食事は作れない。朝食や間食に生のフルーツを取り入れて栄養を摂取するだけで十分だと思うけれど、こうゆう食事方はたいてい極端な方向に走り勝ち。これが正しい、これ以外は正しくない。みないな・・・。人それぞれに体質があるわけだし、これまで食べてきたものも違う。大事なのは、これが正しいに振り回されずにかしこく情報を仕入れて、自分の体質に合わせて取り入れていくことかなと思う。

この本を書いているMatthew Kenney&Sarma Melgailisはパートナー同士で、ManhattanでPure food and wineというRaw Food専門のレストランも経営しているRaw Food界のセレブ。アメリカの料理本って、写真はほとんど載せずレシピだけをずらっと載せているものが多いので、出来上がりを自分で想像しないといけないんだけど、この本はフォトジェニックな二人の写真がたくさん載っていて、もちろん料理の写真も美しく、レシピ本というだけでなく写真集。暖かくなったら是非言ってみたいレストランの一つです。だって寒いのに生の野菜やフルーツをそんなにたくさん食べたくないなと思うけど、冬でもこのレストランが流行っているのか見てみたい気はします。
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by asty_55 | 2007-01-24 10:00 | Book